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  • 執筆者の写真竹内

「啓蟄」を楽しみましょう

春分や秋分、夏至、冬至といった二十四の節気(約15日ごとの区分)をまとめて「二十四節気」と呼びます。2023年は、3月6日より大地が温まって冬眠をしていた虫が穴から出てくる「啓蟄( けいちつ)」と呼ばれる節気となります。


最近は広く晴れて気温が上がり、暦通り春を実感する暖かさになりました。ようやく、皆さんも動きやすくなってきたのではないでしょうか?


ただ近年は、コロナ感染症予防対策として長期間の外出自粛・社会参加の制限で在宅時間が増えたことにより、コロナフレイル(足腰の衰えや気力の低下)が急増したと言われています。


皆さんには、以下のような変化はありませんか?


・散歩や買い物などで外出することが減った


・歩くスピードが以前より遅くなった


・他の人との交流が減った(例えば週1回未満)


・買いも二に行けないなどで、バランスの良い食事ができていない


・人に同じことを何度も尋ねるなど、物忘れが気になるようになった


・以前と比べると、ふくらはぎが細くなった


・家族や友人とのコミュニケーションが減り、滑舌が悪くなってきた


・最近、楽しいと感じることがほとんどない

              

参考:スポーツ庁「スポーツを通じた高齢者向け健康二次被害予防ガイドライン」2020

 

思い当たることが複数ある人は要注意です。動きやすくなってきたこの時期だからこそ、対策として、できることから少しずつはじめてみましょう。


コロナフレイル予防の「た・ち・つ・て・と」を紹介いたします。


た …たんぱく質をたっぷり摂ろう

ち …ちょっとそこまで歩いてみよう

つ …つながりと会話を大切にしよう

て …でかけよう(週3回程度)

と …トレーニングで筋力アップしよう


参考:~人との関わりを増やして体も心も健康に~(健康二次被害防止コンソーシアム資料)


奈良東大寺のお水取りは、春の訪れを感じさせる行事として関西の人に親しまれています。暖かな陽気を感じ、虫たちはモゾモゾ・ウキウキ。その気持ちは私たち人間も同じですね。


外出にコートやジャンパーが要らなくなる日もすぐそこまで来ています。さあ、私たちも土の中の虫たちに倣って一歩外へ出て、みんなと会話をしながら体を動かし、啓蟄の日々を朗らかに過ごしましょう!




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