花田
『高齢者の低栄養傾向 80歳以上で約2割』
厚生労働省の「高齢者の健康・生活習慣の状況が重点的に調査されたデータ」によると、特に男性高齢者の低栄養傾向が見えてきました。この低栄養傾向は、筋肉量に支障をきたしフレイルの引き金になって行きます。
※フレイルとは、加齢に伴い身体の予備能力が低下し、健康障害を起こしやすくなった状態を言います。※3月の記事「コロナ禍の中で春を迎えて」を参照
手足や体を動かす骨格筋指数の平均値は、男女ともに、たんぱく質の摂取量が多い人ほど、また肉体労働をしている時間が長い人ほど有意に高くなっています。(摂取量上位群の男性は全体の7.9%、女性が6.6%)
結果として、たんぱく質をしっかり摂り、身体を動かす習慣を継続させることが、100年時代を生きていく上で必要な条件となります。
また、低栄養傾向にある人には、週1回以上の外出の有無でも、有意な差が見られました。
withコロナの生活が続いていますが、しっかり感染予防をしながら、積極的に身体を動かすことで、自分の健康を守り維持していきましょう!