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  • 執筆者の写真竹内

これからの時季に気を付けておきたいこと

今年の夏は例年にない暑さが続き、冷房の効いた部屋で過ごす生活は当たり前になりました。


そこからくる冷え性や睡眠不足、それにプラスして会社や学校・家庭などで環境の変化からくるストレスなどが加わって、これからの時季に体のだるさや不調を感じる方も多いのではないでしょうか?


近年では、年齢・性別に関わらずこのような症状を感じている方も多く、誰にでも起こる可能性があります。


では、なぜこれらの症状を感じるのでしょうか…


主な要因として考えられるのは、自律神経のバランスが崩れることです。本来、自律神経は「緊張させる(交感神経)」と「リラックスさせる(副交感神経)」2つに分かれていて、それぞれに反対の働きを持ちながらシーソーのようにお互いにバランスをとりながら体の機能を保っています。


私たちが心身ともに元気に過ごせるのは、この2つが“バランスよく”働いているからです。

しかし、季節が変わっていくこれからの時季には寒暖差が激しくなったり、台風や天気の変化で起こる気圧の変化が激しくなったりと多くの要因がプラスされることで体のだるさや不調が現れることがよくあります。


また、自律神経のバランスが乱れて、頭痛やめまいのなどの不調を訴える方も多いようです。


自律神経は約24時間の周期でバランスを保っているので、生活環境や日々の活動リズムが乱れると自律神経の中枢である脳の一部に過度な負担がかかり、バランスを崩す要因となります。


では、自律神経を“バランスよく”保つためにどのようなことに気を付けておけば良いのでしょうか…


1.規則正しい生活習慣とストレス解消の時間をつくる


2.生活環境に合わせながら、バランスの良い食事を心がける


3.ストレッチなどの適度な運動(呼吸を意識して行うことで神経のバランスを気持ちよく整える)


4.温度差に気をつける(冷暖房や羽織るものなどをうまく利用して温湿度を調整する)


5.気圧による不調には耳マッサージも効果的(耳の奥にある内耳という器官が気圧によって過剰に反応することで自律神経の乱れが起こるため、耳周りのマッサージをして血流を良くしておくことも有効)


自然の変化は避けることはできませんが、まだまだ暑さが残るこの時季にこそ、自律神経を“バランスよく”保つ工夫をして不調を緩和・回避したいですね。そして、日本の季節の移り変わりを充分に楽しみましょう。

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