樋口
コロナ禍の運動不足と膝痛・腰痛
二十四節気の小雪(しょうせつ‐2022年は11月22日)も過ぎ、北の方から雪の便りも聞こえはじめ、朝夕も冷え込みを感じる季節になってきました。今年は夏の暑さが長引き、11月下旬になってようやく紅葉が見ごろとなりましたね。
コロナ禍で思うように外出ができなかった昨今ですが、今は政府も「密にならず、ソーシャルディスタンスを取りながら、外に出かけましょう」と国民に呼びかけています。
最近では、気候の良さもあって、外出する人が増えてきました。第8波には十分な注意が必要ですが、ウォーキングや紅葉狩り、美術館巡りなど、心躍ることを積極的に楽しみたいですね。
とは言え、社会全体が今、積極的に外に出て運動をしようという雰囲気になってはきていますが、問題になっているのが膝痛や腰痛を抱えている人の増加です。
その要因と考えらえるのが、
・長期間の外出規制による運動不足・筋力の低下
・同じ姿勢での長時間のテレワーク(関節・関節周囲が固定される)
・急な運動再開による膝・腰への過度な負担
膝や腰の痛みを解消するには、深呼吸(副交感神経を刺激してリラックスする)、ストレッチ、擦るなどのマッサージが有効です。
※F&H健康づくりテキストをお持ちの方は、下記ページをご参考にしてください。
P.14、15・・・足裏、足指を整える
P.34・・・硬くなった呼吸筋を整える
P.43・・・自律神経を調節する
P.87~92・・・貯金運動
代謝を上げてリフレッシュ、スクワット、片足立ち、その場足踏み運動、踵の上げ下げ、ウォーキングや水泳などで、膝を支える太ももや下腿筋を鍛えましょう。
身体、特に首周り(首、手首、足首)を冷やさないようにすることも大切です。※関節まわりの筋肉を動かしたり伸ばしたりする事で、血行が良くなり痛みが和らぎます。
これからはwith コロナの時代、上手にコロナと共存しながら、体力低下を防ぐために身体を適度に動かしましょう。
行動に制限をかける辛い膝痛や腰痛を起こさないためにも、運動前にはしっかりストレッチをして身体を温めることもお忘れなく!
それでも膝痛が起きてしまったら、早めに病院に行ってください。そして運動許可が出たら、無理のない形で運動を再開し、健康のために継続しましょう。