• 貝島

歩く速度と寿命の関連性について

京大名誉教授、森谷敏夫教授の講座でのお話が参考になると思いますので、こちらでその一部をご紹介します。


アメリカのとある医学部が34000人を対象に、21年間その人たちの日常を追跡するというスケールの大きな研究を行いました。


そして21年間追跡した結果、34000人中17582人の方が亡くなられたそうです。


その医学部は、亡くなられた方々のコレステロール値や歩く速度などを記録しており、そのデータによると、75歳の時点でしっかり歩くことができなかった方々の内、約8割の方が85歳までの間に亡くなられたとのことです。


それに対し、健脚でしっかり歩けていた方々は、87%の方々が85歳まで生きておられました。結局、亡くなられた方々の年齢を最も正確に予測できたのは、他の数値よりも歩く速度でした。


歩くには、かなりのエネルギーが必要で、時速4キロの速さで歩こうと思うと、安静時の3倍ものエネルギーを使います。


エネルギーを供給する肺や心臓が悪くなると、呼吸により体に入る酸素が減り、速く歩くことが難しくなります。また、股関節や膝関節などが悪くなって脚力も低下すると、それによっても歩く速度はかなり落ちます。


人間の体は、腰から下に6割以上の筋肉があります。そして血管は、筋肉が収縮する力によって、血液を心臓に押し返す構造になっています。


歩く速度が落ちると、心臓に返る血液の量が減り、その結果、心臓が弱って死期を早める要因となります。


足腰の筋肉を鍛えるということは、心臓を鍛えることにもつながりますので、しっかり鍛えましょう。そして、歩く時は速度も意識して歩きましょう。


足腰を強化するお勧めの体操


「椅子スクワット」

 

ゆっくり座ってゆっくり立ち上がるを繰り返しましょう。立った状態で行なう

スクワットと違い、膝への負荷も小さく安全に効果的に足腰を鍛えることができます。


「もも上げ運動」


左右のももを交互に上げることで、足腰を支える大臀筋や腸腰筋が刺激されて、

体幹全体を鍛えることができます。


閲覧数:41回0件のコメント

最新記事

すべて表示

梅雨の時期にむくみ、めまい、身体のだるさ、食欲不振などの体調不良を訴える人が増えています。ある調査によると、女性の約6割がそういった不調を感じているようです。 この時期の体調不良を、「湿邪(しつじゃ)」と呼びます。 東洋医学では、病気を引き起こすものを「邪気」と言い、「湿邪」とは、湿度の高い時期に余分な水分や老廃物が体内に溜まることで引き起こされる心身の不調のことです。 体内に溜まった余分な水分や

一年の中でとても気持ちの良い新緑の季節、いろんなところへ出掛けたくなりますね。行きたいところへ行こうと思う時、あなたの身体はきびきびしなやかに動いてくれますか? 加齢とともに動かしにくくなってしまう身体ですが、中にはいくつになってもきびきびしなやかに動ける人もいます。その差は、「身体を動かす4つの力」にあります。 「身体を動かす4つの力」とは― ①身体を長時間楽に動かすための「持久力」 ②身体をス

4月も終わりに近づき、日中は夏のように暑い日もあれば、雨が降るとまだ寒い日もあって、洋服選びにも困ることがありますね。 昔は、「季節の変わり目」に体調を崩すとよく言われていましたが、みなさんは大丈夫でしょうか。 「寒暖差疲労」という言葉をご存知ですか?気温差が大きい為に体温を調整する自律神経が過剰に働き、体が疲れてしまうことを言います。主な症状として、冷え、肩こり、首こり、頭痛、めまい、倦怠感など