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  • 執筆者の写真竹内

盛夏に備えて体を暑さに慣れさせましょう!

みなさんは、「暑熱順化」という言葉をご存知でしょうか?暑熱順化とは、体を徐々に暑さに慣れさせることを言います。その対策としては、運動による方法と、エアコンなどによる環境温度の設定を見直す方法があります。


人間の体には体温調節機能があり、外気温に対して、常に一定の体温(約37℃)が保たれるようになっていますが、急激な温度変化にさらされるとその機能がうまく働かなくなってしまいます。


体の中に熱がこもると熱中症のリスクが高まってしまうので、水分補給・塩分補給はもちろんのこと、普段から温度変化に対応できる体づくりをしておくのも重要になってきます。


・運動による発汗で、体温調節の機能アップをはかる


体を動かして汗をかくことで、体内の血流が増加し、皮膚から熱を発散させる能力が高まります。適度な運動を続けることで、適切な発汗が促され、体温調節が効率よく働くようになります。


・体に負荷をかける温度差を減らす工夫をする


屋外と屋内の温度差が大きいと、体調不良を引き起こしやすくなります。お家周りの環境の工夫(グリーンカーテン、すだれなど)、外出の時間帯やエアコンの温度設定を見直すこともそのリスクを減らすことにつながります。


早朝や夕方以降に自然の風を取り入れたり、耳から涼を感じられる風鈴をぶらさげるなどして、エアコンを使わなくても心地よくいられる工夫をしてみましょう。難しく考えず、まずはできることから始めて、厳しい暑さに適応できる強い体づくりを目指してみてください。



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