樋口
秋の疲れに気をつけましょう!
今年の夏は、長雨続きでお日様を見ることが少なく、涼しい日が続いて比較的過ごしやすい夏でした。
ただ近年は、夏から秋にかけて「体がだるい」「疲れが取れない」などの体調不良を訴える人が増えているようです。
あまり耳馴染みのない言葉ですが、それはもしかしたら「秋バテ」かもしれません。
「夏バテ」と「秋バテ」は、症状が似ていますが、簡単に言うと夏の疲れが体の中に溜まった状態が「夏バテ」で、それをいつまでも引きずって起こるのが「秋バテ」と言われるものです。
体は、自然環境に合わせてうまくバランスをとり健康を維持していますが、秋に入り涼しくなったころに夏の疲れがどっと出て、気候の変化に体がうまく順応できずに症状としてあらわれるのが「秋バテ」です。
「秋バテ」の症状には、次のようなものがあります。
・だるい、疲れる
・食欲不振
・胃腸の不調
・立ちくらみ、めまい
・肩こり、頭痛
・朝すっきり起きれない
そういった症状がある方は、「秋バテ」対策をし、自律神経を整えて1日も早く元気な体を取り戻しましょう。
「秋バテ」対策のポイント
1. 質の良い睡眠をとり、体内時計を整える
早寝早起きの生活リズムにし、寝る1時間前のスマホやPCの作業を控えましょう。
2. 毎日の入浴で体を温める
38度~40度の中温程度で、10分~30分かけてゆっくり体の芯から温まりましょう。
3. 適度な運動をする
普段使っていない筋肉を使うと、筋肉がほぐれて血行が良くなります。また、心地よいと感じる運動は、疲労物質や老廃物も排出しやすくなり体も鍛えられるので、内臓の働きも活発になって副交感神経も働きやすくなります。
ウォーキングや手軽にできる足裏ほぐし、腕振りや手のマッサージなどで体のコリや張りを取って体調を改善し、スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋など、これから色々な秋を存分に楽しみましょう。