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  • 執筆者の写真竹内

筋肉の状態を知り、きちんと整えましょう。


9月に入り、暦の上では「秋」ですが、暑さがなかなか和らぎませんね。


今夏は、この100年あまりで最も暑い夏と言われるほど記録的猛暑が続き、体感的にも厳しい暑さとなりました。


熱中症警戒アラートが各地域で発令され、熱中症の危険性から外出など、積極的な行動を控えられた方も多いのではないでしょうか。


とは言え、エアコンの効いた部屋でばかり過ごし、あまり動かないのも体に良くないことは皆さん百も承知だと思います。


猛暑の影響も大きいですが、コロナ禍でコロナフレイル(足腰の衰えや気力の低下)が急増したと言われています。運動量が減ると筋肉か固くなり、動きが鈍くなります。皆さんの筋肉の状態は大丈夫でしょうか。


筋肉には、たくさんの大切な役割があります。筋肉の中には神経や血管が通っていて、神経は脳からのメッセージを体の隅々まで伝え、血管は筋肉が働くのに必要な酸素や栄養を運んでくれています。


また筋肉は他にも以下のような役割を担っています。


 ・体を動かし、安定させる

 ・外部の衝撃から体を守る

 ・血液、リンパを心臓に戻す

 ・水分を蓄える

 ・免疫力や代謝を上げる

 ・ホルモンを産生する

 ・熱をつくる、体温調節をするなど


筋肉を良い状態に整えていくには、次のような順番でステップアップするのがおすすめです。


【筋肉を整える3ステップ】


ステップ① 身体の状態を観察する

       

身体の中で硬いと感じるところや、やりにくい動作がないか、見る・さわる・動かすことで今の身体の状態を細かく観察してみましょう。


ステップ② 筋肉をゆるめる

       

痛みや疲れがある場合は、硬いと感じる周辺の筋肉や関節周りをさすったり小さく動かし、筋肉をゆるめて柔らかくしましょう。そうすることで、筋肉が良い状態に戻ります。


ステップ③ 筋肉を鍛える(しめる) 


正しいフォームで呼吸と筋肉の動きを連動させます。息を吐く時に鍛えたい部位に意識を集中させ(もしくは手を当てながら)力を入れてみましょう。そうすることで、筋肉が鍛えられます。

    

※どの動作も無理は禁物です。痛みのない範囲で少しずつ行ってください。

 

いろいろな状況下で筋力の衰えを感じることはあると思いますが、運動習慣を身につけ、筋力トレーニングを続けることで何歳になっても筋肉量を維持することができます。


スムーズで快適な日常生活を送れるように、皆さんもできることから少しずつ始めましょう。


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