top of page
  • 執筆者の写真中村

風邪で長引く咳を緩和するには

更新日:2月3日

2024年も気がつけば2月になりました。寒い時期ですが、体調を崩されたりしていませんか?


年明けに「風邪をひいて咳が治まらないのでお休みします」と連絡をくださった会員さんが数名いらしたので、今回は咳対策について書きたいと思います。


人は、空気の通り道である気道に異物が侵入した時、それを外に出そうと咳をします。つまり、咳は埃や細菌、ウイルスなどの異物が体の中に入らないようにするための防衛反応なのです。


空気が乾燥する冬は、呼吸により鼻や喉、気管支などの粘膜も乾燥しやすく、そのせいで咳が出やすくなります。


1回咳をすると2kcal、100回だと200kcalのエネルギーを消耗すると言われており、これは30分間のジョギングに相当します。咳は体力を消耗させるだけでなく、睡眠の妨げになるなど生活に支障をきたすこともあります。長引く咳にお困りの方は、ぜひ以下のセルフケアを試してみてください。

 

・ 寝る体勢は、気道が確保できる横向きがおすすめです。また、何かにもたれるなど上半身を少し起こすようにすると、呼吸が楽になり鼻水や痰が喉に流れにくくなるので寝やすくなります。


・ 寝る時は、首にタオルやネックウォーマーを巻いて喉を冷やさないようにしましょう。


・ 喉の乾燥が刺激となって咳を引き起こすこともあるので、温かい飲み物を飲んで喉を温めましょう。


・ 保湿効果のあるハチミツをスプーン1杯お湯に溶かして飲むのもおすすめです。また、コーヒーも咳予防に効果があります。(ただし、寝る前はコーヒーを控えましょう)


・ 普通のマスクでも効果はありますが、市販の濡れマスクで加湿すると、より喉への刺激を減らすことができます。


・ 咳が続くと呼吸筋が硬くなり、無意識に背中が丸くなってしまいます。椅子の背もたれにクッションなどを置き、もたれながらゆっくりと胸を開き、手のひらで胸あたりをさすってゆっくりと呼吸してみましょう。


・湯船に浸かって鼻からゆっくりと息を吸い込み、口からゆっくりと息を吐いて深呼吸をすると、硬くなった呼吸筋が緩んで症状が和らぎます。

 

教室で紹介している体操の中にも筋肉を緩める体操がたくさんあります。健康な体づくりのめにぜひ積極的に体操をしましょう。

閲覧数:25回0件のコメント

最新記事

すべて表示

「骨卒中」に気をつけましょう

みなさんは、「骨卒中」という言葉を聞いたことがありますか? 「骨卒中」とは、「骨に突然起こる重篤な障害」を意味する造語です。つまり、高齢者の骨折は、寝たきりになることもあり脳卒中と同様に「ある日突然起きて命を脅かす」ことから「骨卒中」とも呼ばれるそうです。 そして、「骨卒中」の主な原因となるのが骨粗しょう症です。骨粗しょう症は、骨のカルシウム分(骨量)が減り、骨の強度が低下してしまう高齢者に多い病

尿もれ対策をしましょう!

なかなか人には相談できずに悩んでいる人が意外と多い尿もれ、でも原因を知ることで解決策も見えてきます。 女性は男性に比べて尿道が短い上に、妊娠や出産の影響もあり、尿もれの悩みは女性の方が断然多いと言われています。 40代では3割の人に自覚症状があり、実は20代にも尿もれ経験者が多いことが分かっています。尿もれは、女性にとって年代を問わない身近な悩みと言えそうです。 尿もれ-女性に多い2つのタイプ-

握力・筋力アップで元気に過ごしましょう

今年は、新型コロナが2類から5類に移行して、社会も少し落ち着いてきましたね。 そんな中、最近よく耳にするのが 「ペットボトルのふたが開けにくくなった」、「買い物の荷物を長く持つのが辛くなった」、「雑巾(布巾)を硬く絞れなくなった」などの話です。 コロナ禍で外出や運動をする機会が減り、それが筋力や握力の低下につながっているのではないかと思います。 秋になり、教室で2年ぶりに体力測定を行いましたが、体

bottom of page